パタゴニアのフリースで作る古着コーデ | アイテム別の着こなし方
パタゴニアのフリースジャケットは、製造された年代によって少しずつデザインが違います。
また、使えば使うほどに風合いが出て新品よりも古着の方が魅力的となるのはパタゴニアのフリースの魅力の一つです。
そんなパタゴニアのフリースは、大人っぽいコーデ、ちょっと奇抜なコーデ、シンプルなコーデなど、様々なコーデの作り方があります。
この記事では、世代を受け継いでもなお愛されるパタゴニアの特徴と、定番フリースのアイテム別コーディネート例や着こなし方をご紹介します。
古着で愛されるブランド「パタゴニア」の特徴
新品だけではなく、古着であっても愛され続けるパタゴニアですが、愛される理由はブランドの特徴にありました。
アメリカのアウトドアブランドだから機能性が高い
パタゴニアは、街でよく見かけますが、元はアメリカで1970年代に創業したアウトドアブランドです。
セレクトショップへ行くと、クライミング、スキー、スノーボード、サーフィンなどで使うための衣類やグッズを販売しているのが分かります。
アウトドアブランドだからこそ、冬山でも過ごせる防寒機能や吸湿機能のあるアイテムの開発を続けており、機能的かつ動きやすい衣類をつくれるのです。
また、80年以降からは機能性だけではなく、デザインにも注力しており、派手になりすぎない、洗練されたレトロなデザインの衣類をつくっています。
世界で初めてフリースを開発したのはパタゴニア
今では冬に着れる手軽な防寒着用の素材としてなじみのある「フリース」ですが、開発したのはパタゴニアです。
それまで、アウトドアウェアには綿や羊毛は使われていましたが重量が重くデリケートでした。
しかしフリースは、「軽い、暖かい、通気性がある、吸湿機能がある、洗濯ができる」といったメリットをがある画期的な開発でした。
さらにパタゴニアのすごいところは、開発した当初に特許を敢えて取らないことで利便性の高いフリースを世の中に広げたところです。
まさに、フリースの元祖となったブランドなのです。
環境に配慮した丈夫で長く使える商品
パタゴニアは環境にも配慮しているブランドとしても有名です。
有名な取り組みでいうと、1993年にはペットボトルから作った再生フリースを開発し、1996年には製品で使われる綿をすべてオーガニックコットンに切り替えました。
また、環境のために、一つの製品をできるだけ長く着て、着なくなったらリユースやリサイクルに出すようにアナウンスしています。
充実した修理サービス
実際にボタンやジッパーといったパーツの交換が無料であったり、穴が開いたときなどは1000円程度で修理してくれるサービスがあります。
ここまでアフターサービスが整っているから、お気に入りの商品を見つければ、10年以上愛用することができます。
以上の4つの特徴から見て、パタゴニアは丈夫で使いやすいものを長く使うことに力を注いでいるブランドだからこそ、古着でも愛されているということが分かります。
パタゴニアの古着フリースで作るアイテム別コーデ
今回ご紹介するフリースアイテムは3種類。
- レトロXジャケット
- シンチラ・スナップT
- クラシックレトロXベスト
それぞれのアイテムの特徴からコーデまで合わせてご紹介します。
古着のパタゴニア「レトロXジャケット」の特徴とコーデ
パタゴニア「レトロXジャケット」の特徴
レトロXジャケットといえば、今のトレンドなので持っている方も多く、非常に人気があります。
そんなレトロXジャケットの特徴は下記の6つです。
- 1993年から製造開始
- 90年代のモデルには正面にナイロンポケットがないものある。
- まるで羊毛のような厚みのあるもこもこフリース
- 中間層に防風性バリヤーをはさんだ素材
- 内側に吸湿発散性と通気性に優れたメッシュ
- 防寒性が非常に高いのに、軽くて、動きやすい
小さなお子様から大人の男女問わずに人気の理由は、おしゃれなだけではなく、防寒性が高くて軽くて動きやすいからなんですね。
他の商品と比べても、厚みがあるので真冬のアウターとして使うこともできます。
古着のパタゴニア「シンチラ・スナップT」の特徴とコーデ
パタゴニア「シンチラ・スナップT」の特徴
シンチラスナップTは、パタゴニアが出した最初のフリース製品で、発売から現在まで多くの人たちに愛され続けています。
その特徴は以下の通りです。
- ・1985年に初めて世に出たフリースが「シンチラ・フリース」
- ・薄手で軽く、セーターのようにあったかい
- ・レトロXジャケットとは違い裏地などがないため、より手入れが簡単
- ・レトロXジャケットに比べて前立てもシンプル
- ・袖はY字につけられているため腕を上げても裾がめくれない
上記のように、薄手なため、レトロXジャケットがアウターとして使えるのに対して、シンチラ・スナップTは肌寒い季節のアウターとしても、真冬のインナーとしても使えます。
パタゴニア「シンチラ・スナップT」のコーデ例
スリム~ジャストのパンツと合わせたシンプルコーデ
シンチラ・スナップTはプルオーバーで、しかも裾も長めになっています。
ですので、男性の場合、ダボダボのパンツに合わせるより、スキニーなどのスリムなパンツかジャストサイズのボトムスで合わせるのがおすすめです。
装飾の少ないシンチラ・スナップTはさらっと気軽に着れるので、シンプルにコーディネートすることで大人っぽく着られます。
写真では80年代のGAPのコーデュロイパンツと合わせています。
インナーとして着こなすコーデ
薄手のシンチラ・スナップTは寒い季節が来れば、インナーとしても大活躍します。
こちらはアウターにも裏地フリースのパタゴニアを使ったコーディネートです。
ネイビーのアイテムで統一しながら、ジャケット裏地の赤がアクセントになり、重たくなりすぎることなくバランスが取れています。
細身のシルエットで落ち着いたスタイルになっています。
オーバーサイズでゆるかわコーデ
シンチラ・スナップTは裾が長めと書きましたが、もともとアメリカサイズで袖も長めなため、日本人には大き目のサイズ感になります。
だから、女子が着こなすには思い切ってゆるく大き目サイズがおすすめ。
特徴である眺めの袖が、女性らしい印象を与えます。
大き目のシンチラ・スナップTに合わせるには、ボトムスもゆるいシルエットのアイテムで大丈夫ですが、足首は見える丈にとどめることですっきり感を残すことができます。
襟をおってインナーを見せるとワンランク上の着こなしに
首をあったかくできるシンチラ・スナップTですが、首元を折り返して襟っぽくすることもできます。
その代わりに中にハイネックを着ることであったかくて、今年っぽい着こなしになります。
さらにチェックのスカートを合わせることでプレッピーな雰囲気のコーディネートが仕上がっています。
パタゴニア「レトロXベスト」のコーデ例
パタゴニアのフリースにはベストもあります。
ベストは、秋や冷え込みが落ち着いてきた春先、またインナーとしても使い勝手が良いですよね。
ネルシャツとベストでアメカジコーデ
薄手のベストはネルシャツにとっても似合います。
おしゃれ初心者の方はネルシャツは着こなしによってダサくなってしまうのでは?と思っているかもしれませんが、ベストを着るだけでこなれた感じに着ることができます。
注意点としては、ネルシャツが大きすぎると、ベストとの相性が悪くなってしまうので、しっかりと自分に合ったサイズを選んで着ることが大切です。
まとめ
いかがでしょうか?
絶大な人気を誇るアウトドアブランド「パタゴニア」は、新作も出続けていますが、安くて風合いのある古着は非常に人気で、色んな着こなしを楽しむことができます。
ただ、人気のあまり80~90年代の人気モデルは年々入手困難になっています。
パタゴニアのフリースを使ったコーデを楽しみたい方は、ぜひ古着で魅力的な1着をさがしてみてください。
古着の通販サイトRUSH OUTは、アメリカへ足を運び一点ずつ厳選してパタゴニアのジャケットを仕入れています。
パタゴニアの古着が欲しい方は、一度RUSH OUTのパタゴニアジャケットの古着一覧をご覧ください。