古着デニムを長持ちさせる洗濯方法&洗剤 | 普段使いに強いデニムブランドも紹介
「お気に入りの古着デニム。何回も履いているけど、洗ったほうがいいのかな?」と、お悩みではありませんか?
今回の記事では、古着デニムを普段使いしつつ、長持ちさせるための洗濯方法について分かりやすく解説します。
記事の後半では普段使いに適したデニムブランドも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
そもそも、古着のデニムは洗濯してもいい?
結論から言うと、普段使いする古着のデニムは、普通に洗濯したほうがいいです。
デニムを洗濯しないまま履き続けると、皮脂や汗などの汚れが生地の繊維に溜まり、生地が伸びてしまいます。伸びて薄くなったデニム生地は、通常よりもダメージを受けやすいです。
また、皮脂をエサに細菌が繁殖しやすくなり、不衛生です。
普段使いの古着デニムを綺麗に長持ちさせるなら、5~10回履くごとに1回は洗濯することをオススメします。
《POINT》「色落ちするから洗濯しないほうがいい」は本当?
古着デニムの色味=インディゴは、1番最初の洗濯ではどうしても落ちます。この時も、余分なインディゴが落ちるだけで、必要以上に落ちるわけではないですし、2回目以降からは落ちにくくなります。
水洗いした時に水が変色するのは、色落ちではなく、皮脂や汗の汚れが溶けだしたものがほとんどです。
古着デニムの洗濯を繰り返せば、やはり少しは色落ちしてしまうのですが、洗わないことで生地全体がダメになってしまうよりはいいでしょう。
古着デニムの洗濯にオススメの洗剤
90年代~00年代のヴィンテージブームの頃は、色落ちしないように“水洗いが基本”でした。
ですが現在は、古着デニムの洗濯に適した洗剤を各社が販売しているおかげで、より手軽に・より綺麗に古着デニムを洗濯することが可能になっています。
【1】WAREHOUSE & CO.『Lot 5221 DENIM-WASH VINTAGE』
上記画像引用:https://www.ware-house.co.jp/?pid=92597213
WAREHOUSE & CO.『Lot 5221 DENIM-WASH VINTAGE』は、「優しく・ストレスフリー・スタイリッシュ」がコンセプトのデニム用洗剤です。
“汚れを剥離して落とす”性能があり、デニム生地を傷めにくいです。
石油系界面活性剤・蛍光剤・漂白剤を使用しておらず、必要以上に色落ちしにくいことがメリット。
【2】BEYONDEXX『No.1 SPECIAL DENIM CARE WASH』
上記画像引用:http://shop-nexus7vn.com/?pid=109862915
BEYONDEXX『No.1 SPECIAL DENIM CARE WASH』は、老舗ヴィンテージショップのディレクターが開発に携わったデニム用洗剤です。
優れた除菌効果を持ち合わせた独自の色落ち防止剤が配合されており、お気に入りのデニムの色落ちをなるべく抑えつつ、汚れはしっかり落とすことができます。
シルク・ウールなどデリケートな素材の洗濯にも適した、中性洗剤です。
【3】サムライジーンズ『雷石鹸』
上記画像引用:https://samurai-jeans.com/catalog/product/view/id/13495/s/kaminarisoap-accessory/category/54/?___store=ja_jp
サムライジーンズ『雷石鹸』は、醤油を絞った時に残る大豆油から作られた、環境にもデニムにも優しいデニム用石鹸です。
天然の柔軟成分であるグリセリンのおかけで、洗いあがりの繊維が柔らかなことが特長。
香料が含まれていないため、洗濯直後は大豆油独特の匂いが出ますが、乾燥後はほとんど匂いが残りません。
古着デニムの洗濯方法
デニムの生地はしっかりしているので、普通に家の洗濯機で洗っても大丈夫です。
ですが、色落ちを少しでも防ぎたいのであれば、最善策は水を使った手洗いでしょう。
《古着デニムの洗濯方法の手順》
【1】水を張る
【2】デニム用洗剤を水に溶かす
【3】デニムを浸け置きする
【4】デニムを押し洗いする
【5】デニムをすすぐ
【6】デニムを乾燥させる
※以下に紹介する水洗い方法は、必ず色落ちを防ぐ方法ではありません。高価なヴィンテージデニムで試される場合は、自己責任でお願いいたします!
【1】水を張る
大きめのタライ・ベビーバス・浴槽など、使えるところに水を張ります。
折りたたんだデニムが全部浸かる程度まで、たっぷり張ることがポイント。
色落ちを防ぐなら普通の水が適していますが、皮脂汚れをしっかり落としたい場合は、40℃くらいのお湯のほうが落ちやすいです。
【2】デニム用洗剤を水に溶かす
水の量に合わせて、先述したデニム用の洗剤を水の中に溶かします。
デニムは基本裏返す必要はありませんが、皮脂汚れが特に気になるようであれば、裏返してもOKです。
【3】デニムを浸け置きする
30分程度、水の中にデニムを浸け置きます。浸け置くことで、だんだん汚れが溶けだしてきます。
【4】デニムを押し洗いする
デニムを上から押して、水に沈めたり・浮かせたりする感じの、「押し洗い」を行います。
デニムの裾など汚れが酷い部分は、軽くニギニギする感じの「もみ洗い」をしてもOKですが、「こすり洗い」は色落ちリスクが高いのでNGです。
「押し洗いの感覚が分からない」という人は、Youtubeで動画を検索してみることがオススメです。
【5】デニムをすすぐ
久々の洗濯で、しっかり汚れが落とせているようなら、水がかなり汚くなっているはずです。
デニムを軽く押したり揉んだりしながら、繊維に残っている汚れをすすぎましょう。
溜めた水が綺麗になるまで交換を繰り返すすすぎ方でもいいですが、面倒であればシャワー流水でも大丈夫です。
【6】デニムを乾燥させる
デニムの縮みを防ぐためには、乾燥機にかけるのではなく、天日干しをすることがオススメです。
天日に干すことで抗菌効果が得られ、カラッと清潔な履き心地になります。
実際はそれほど気にする必要はないのですが、「紫外線での色落ちが気になる……」という人は、日陰干しをしたり、デニムを裏返して干したりするとよいでしょう。
普段使いしやすいデニムのオススメブランド
以下では、「古着デニムは毎日のオシャレに取り入れたい!」という人向けに、比較的洗濯に強く、普段使いしやすいオススメブランドを3つご紹介します。
【1】Levi’s(リーバイス)
ジーンズの“原点”とも呼ぶべき名ブランド『Levi’s(リーバイス)』。
リーバイスお馴染みのパッチのイラストは、“両サイドから馬で引っ張っても破れないほど丈夫である”ということを表現しています。
実際馬に引かれて大丈夫かどうかは定かではないですが、普段使いしやすいしっかりとした生地であることは確かです。
【2】Lee(リー)
1926年に世界で初めてのジッパーフライ・ジーンズを生み出したことで有名なブランド『Lee(リー)』。
リーのデニム生地は左綾織り(大半のブランドは右綾織り)であることが特徴で、表面に凹凸感が少なく柔らかい質感を持ちます。
味のある縦の色落ちが出やすく、いわば「色落ちしてなんぼ!」なデニムなので、普段使いがしやすいでしょう。
【3】Wrangler(ラングラー)
タフなロデオ競技をするカウボーイたちに愛されてきたブランド、『Wrangler(ラングラー)』。
ラングラーならではの生地の頑強さや機能性の高さは、日本に入ってきてすぐに評価され、ジーンズブームの火付け役にもなりました。
まとめ
以上、古着デニムの洗濯方法や、普段使いに強いデニムブランドについてまとめました。
特にヴィンテージデニムは高価なので、「洗いたくないから飾るだけ」という考え方も分からなくはないですが、「飾るよりも履いたほうが断然カッコいい!」というのが、個人的な考えです。
当店『RUSHOUT』で取り扱っているデニムは、状態がよく、普通に履けるものばかりです。安心して、デイリー使いしてほしいと思います!
古着デニム・ヴィンテージデニムを含め、古着ファッションを楽しむなら『RUSHOUT』をご利用ください。